蔵元からのご挨拶 ~蔵元直送の熟成古酒をお手元に~
当蔵のこだわり
昔ながらの手造り少量生産、厳しい管理の下 熟成、瓶詰めされた美味しい熟成古酒 をお届け致します。
日本酒のコクを主眼とした造りを守り続けています。
コクを出すということは米の旨味を十分引き出すことです。
■ 当蔵では精選された地元酒造好適米『ひだほまれ』を100%使用しています。
■ 和釜と甑(こしき)で酒米を蒸します。
■ 強い麹を育てる製麹(せいきく)作業
■ 蒸米(むしまい)の路地放冷によるゆっくりとした冷却
■ 槽(ふね)と酒袋(さかぶくろ)での昔ながらの搾り工程
大手蔵元では一部特殊品にしか行わない製造法を当蔵では総ての銘柄で実施しています。(詳しくはこちら)
是非 一度お試し下さい。
当蔵について
当蔵は江戸末期、天保10年(1839)創業。
1970年代には糖類、調味液の使用、桶売り(大手の下請)を全廃し以降、コクのある酒質にこだわり、
数年の貯蔵期間を置く熟成古酒に特化して今日に至る、飛騨で唯一、個人経営の蔵元です。
当店の酒造りは、昔ながらの手造りを主体としたものです。おり酒以外は全て数年間、蔵内で貯蔵熟成させた熟成古酒です。
酒のコクを構成する五味がまろやかに調和し日本酒本来の味となっております。酒のコクにより 相当辛口であっても 離れた辛さを感じません。
このような酒を造るには良い原材料を選び丁寧に処理し基本に忠実に仕込むことに尽きます。
その為純米酒から普通酒まで全て 地元の酒造好適米を使用し、かけ米は甑と和釜で蒸し、自然の冷気にさらしてゆっくりと冷やしていきます。
こうすることで理想的なもろみ経過が得られるのです。こうして得られた酒は、新酒で飲む淡麗な酒質とは違い、搾った直後はあらい感じの味です。
これがゆっくりとした熟成によって、やがてまろやかな旨味に変化し、色は無色透明から琥珀色へと変わり、酒として完成します。
しかしながら、酒は嗜好品であり、万人に向くとは申せません。もしお口に合うようでしたら末永くご愛飲ください。
日本酒について
《飲み方について》
お飲みになる方法は各人の好みです。冷やでも、ぬる燗、または熱燗でも状況に応じてお楽しみ下さい。
原酒につきましてはアルコール分が20度程あり濃いので、お燗には向きません。
コクの多い酒はオンザロックのように水分が加わる飲み方は避けてください。(醸造したお酒:日本酒、ワイン、ビール等は瓶ごと冷やすのが一番です。)
なぜなら、お酒の中のエキス分と水が短時間ではうまく調和しないため、 水っぽく感じるからです。
冷酒温度も冷やし過ぎは味覚を抑えてしまいますので、・・・・・・
原酒、おり酒以外はお燗もとても美味しいです。お燗しますと香りが膨らみます、燗上がりを堪能してください。→お燗のコツ(他サイトへ移動します。)
いずれにしても、絶対ではありません。ご自身で最適な飲み方を模索してください。
《熟成期間について》
熟成期間は定まっていはいません。そして、年数にこだわりもありません。
《醸造用アルコール添加について》
醸造アルコールを食品添加物と同列に扱い、敬遠する方が多いですが、使い方次第であり、江戸時代に確立された手法です。
《色調について》
熟成古酒ですから新酒の無色透明とは違い、琥珀色に色づいています。 味と共に色調もお楽しみ下さい。
《日本酒度、酸度などについて》
これら指標については非公開です。何故ならこれら数値は杜氏にとっての指標であり、
特に当蔵のような熟成古酒には数値と味覚とは全くかけ離れており、参考にならないからです。
《保存方法》
お酒は瓶詰め後は長期保存には耐えられません。なるべくお早くお召し上がり下さい。
保存される場合の最重要条件は『光の当たらない暗い場所』です。次に『急激な温度変化の少ない場所』に置いてください。
お願い
同じ銘柄でも醸造時期(酒米の性質、気候などの影響)により、味わいに微妙な変動はあります。
大手工場の均一商品とは異なりますので、ご理解をお願い致します。
また、手造り少量生産のため銘柄と時期によっては品切れの場合があります。
その節はご容赦のほど、宜しくお願い申し上げます。
有料試飲について
店内卓上にあるメニューより、番号で御注文いただきます。
グラスはお一人につき1つです。(グラスはご返却ください。)
複数お試しになりたい方は飲み終えたグラスにお注ぎしますので、その都度、御注文ください。
・代表銘柄など有料試飲対応しております。 銘柄により、単価が異なります。
☆運転手の方、未成年者には提供いたしません。
☆長居はご遠慮下さい。試飲される方以外の方を伴っての大勢での入店もご遠慮ください。
☆あくまで購入検討のための味見、お試しです。座席はありません。
持参したおつまみを広げる等はお断りします。
☆団体対応は出来ません。少人数に分散してお越しください。
*作業時、繁忙時など対応できない場合がございます。その際はご容赦ください。